内容紹介
レインがぼくをこわしてもかまわない。願いが叶わないのであれば、おなじ――。
真冬の深夜、「ぼく」は自分の部屋の鍵を落とし、アパートの廊下にすわりこんでいた。ひと晩泊めてくれた隣人の部屋で見かけた、Rainという名のお香の匂いは、懐かしくせつない遠い雨の記憶を呼び起こそうとするが...。いとおしく、恋しく、かなしい。雨の日のまどろみにも似た恋愛文学。
※電子書籍のみ、短編『ラヴレター』を同時収録。​​​​​​​
紙の本(オンデマンド/B6判) 1100円+税
電子書籍 750円+税
​​​​​​​電子書籍には短編『ラヴレター』を収録。
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