10月より、大阪市阿倍野区文の里商店街にある、みつばち古書部で販売をスタートしました。
実店舗で本が販売されるのは、これが初めてです!
みつばち古書部は、日替わり店主の古本屋さんです。木箱の積み上げられた棚には、それぞれの木箱ごとにちがう出品者の選んだ本が並んでいます。古本屋さんですが、リトルプレスやZINEなど、自作の本を販売している木箱もあります。
『レインの匂い』『神様にしか解けない智慧の輪』をはじめ、文学フリマでもお馴染みの本をご購入いただけます。
お近くの方はぜひお立ち寄りください!

本の紹介
黄色い道で、昔、女の子がさらわれたの知ってる?
蝉の声が降り注ぐ、真夜中の空き地。当時近所で起きた凄惨な少女の死。今はもうなくなってしまった黄色い道。ピンク色のビーチサンダル……。絶望的な真実を思い出すまでの、つかのまの物語。
『神様にしか解けない智慧の輪』
1000円 A5判 76頁 純文学 小説・戯曲

レインがぼくをこわしてもかまわない。願いが叶わないのであれば、おなじ。
真冬の深夜、ぼくは部屋の鍵を落としてしまい、アパートの廊下にすわりこんでいた。ひと晩泊めてくれた隣人の部屋で見かけた、Rainという名のお香の匂いは、懐かしくせつない遠い雨の記憶を呼び起こそうとする。
『レインの匂い』
750円 文庫 122頁 恋愛小説

たぶん、ひとりでも、ぼくは生きていける。寂しいけれど、大丈夫だよ。
怪物は、ガラスを砕いたギザギザの歯をしていて、ぼくの胸もとを食いちぎりにやってくる――。最近、記憶がとびやすい。夜ばっかりがループしているような、繰り返しの日常に嫌気がさして、青年は引越しの準備を始める。
『惑う部屋』
750円 文庫 104頁 純文学 小説

光じゃなくて色がまぶしいの?
夏休みを伯父の家で暮らす、暗闇がにがてな少年・隼一は、深夜の線路道で、太陽がにがてな少年・初に出会う。光とも闇ともつかない、十才の少年の心のゆらぎ。
『千切る月』
750円 文庫 96頁 純文学 小説

ぼくは、しんだことがある。いっかいやにかいじゃない。
おかあさんのゆめのなかで、ぼくはいくどとなく、くるしみや、つらさや、いたさをたいけんする。きょうのよるだって、きっとそうだ。
『アロエを折って』
500円 B6判 16頁 純文学 小説

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